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GISエンジン「MQD5.11」および関連オプション製品をリリース

  • 執筆者の写真: Takuto Sanada
    Takuto Sanada
  • 7 分前
  • 読了時間: 2分

2025年11月、マップクエストは、GISエンジン「MQD5」の最新版となる v5.11 をリリースいたしました。また、同エンジンに対応する「ジオコーダーモジュール」もバージョン v1.5.3 に更新しました。


本バージョンは、開発者様の「製品体験(Developer Experience)」の向上を主眼に置き、機能の可視化と学習環境の整備に注力したアップデートです。 MQDが持つ多彩な機能を網羅的に体験できるアプリケーションの同梱や、オンラインヘルプの公開により、初めてGIS開発に取り組む方から熟練のエンジニアまで、機能の理解や実装をよりスムーズに行える環境を整えました。


■Ver5.11の主な変更点

◇ 製品体験の向上

  • MQDが提供する様々な機能を一度に閲覧、体験出来るアプリ 「GalleryApp」 を公開。

  • 検索性・閲覧性に優れたオンラインヘルプを公開。

ジオメトリ診断機能の強化

  • ジオメトリの形状が不正であると判定された場合に、その理由を特定できるプロパティ(プロフェッショナル版限定機能)を公開。

◇ 動作安定性の向上

  • 地図の非同期描画や編集モードにおける操作の安定性を向上。

  • 外部API連携や図形変換処理における挙動を改善し、信頼性を強化。

◇ 仕様変更

  • 地図の非同期描画をデフォルトで無効化。

◇ 製品構成・動作環境

  • 32bit版インストーラーの提供を終了。

  • Windows 10 のサポートを終了。

■ジオコーダーモジュール v1.5.3 の変更点 ◇製品体験の向上

  • 検索性・閲覧性に優れたオンラインヘルプを公開。

◇住所データ更新

  • ジオコーディング時に用いる住所データを令和6年度の位置参照情報レベル相当の内容に更新。

◇製品構成・動作環境

  • 製品管理の最適化に伴い、MQD5のアセンブリ群の同梱を取りやめ。

  • 本体エンジンに合わせてフレームワークを.NET Framework 4.6.2へ更新。

  • Windows 10 のサポートを終了。


■MQDとは

 当社のGIS技術は、業務システムに簡単に組み込める開発キット(SDK)として提供されています。地図表示・編集・空間演算・主題図などに対応し、施設管理、物流計画、マーケティング分析など幅広い業務を支援します。高度な設計と高性能な描画エンジンにより、さまざまな要件に対応する拡張性と、ゼンリン住宅地図や業務用地図を快適に扱えます。


MQDの概要や詳細は、製品ページをご確認ください。


 
 
 
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