GISとは
マップクエストの専門分野である地理情報システム（GIS）の基礎知識をご説明します
GISとは
GISとは、Geographic Information System（地理情報システム）の略称です。
実社会のさまざまな情報を、地理的な観点で分析し、地図などで表現するシステムです。
GISは行政から民間の様々な場面で多く活用されており、現代社会の重要なインフラの一つとなっています。
GISの導入効果
情報価値の
最大化
人的負担の軽減
業務の
効率化
業務の
自動化
安定したサービス提供
GISの利用シーン
GISがどのような場所で、どのような目的で利用されているかご存知ですか？
いくつかの利用シーンを以下に挙げてみます。みなさんの身近なところでもGISは活躍しています。
インフラ管理
ドローン測量
タクシー配車
ごみ収集
農地作付け
獣害対策
行政サービス
街路灯
物流の働き方改革
車両の大きさを考慮したルートの最適化や、ドライバーの負担軽減など、物流業界の働き方改革を実現。
リアルタイム渋滞情報
高度化されたカーナビから集められたリアルタイム情報を解析して渋滞情報を提供
コンビニ出店計画
店舗分布や人口密度から立地分析を行い、新規出店適地を計画
人流データから街づくりに
携帯電話の次空間位置情報から取得された人流データから、人の動きを把握しまちづくりに活用
GISの機能
GISでは実社会の情報を「地物」と捉え、地理的な観点で集計や分析を可能にする機能が提供されています。
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住所を位置情報に紐づけるジオコーダー
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ある地点から車でn分で移動できるエリアを調べる到達圏
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担当エリアに含まれる見込み客数を数える集計
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建築のため河川からの法定距離を確認するバッファリング など
空間データベースの構築
地図編集
仮想空間の
構築
帳票やファイルなどへの外部出力
空間解析
座標系/投影法
可視化
システム間連携
GISを構成する三要素
GISは、地図データ、空間データ、ソフトウェアの三つの要素で成り立っています。
地図データ
住宅地図、道路地図、白地図、数値地図など。一般的に知られる地図の電子版。地理院地図やOSMなど無償提供されている地図もある。業務利用においては民間企業によって整備販売された地図データを用途に合わせて購入します。
空間データ
顧客情報、施設・設備情報、売上情報、統計情報など、位置に紐づけられる情報。事業者が独自に保有するもの、各省庁が公開したもの、データ販売会社が整備販売したものなど多岐にわたる。
属性データとも呼ばれる。
地図,空間データはレイヤーで管理
地図や空間データをレイヤーで管理することで仮想空間を実現し、様々なシミュレーションを可能にしています。
用途に合わせてデータを選択
地図や空間データは、国や自治体が提供するオープンデータや民間が保有・販売しているデータなど多岐にわたります。
そこで防災や出店計画など、用途によって必要なデータを取捨選択することによって、GISは構築されています。
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防災案内： 交通情報、水害情報、救急救助情報 など
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観光案内： 名所旧跡、飲食店・土産物屋、公共交通、駐車場 など
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交通安全： 交通事故、ヒヤリハット、プローブ情報 など
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児童見守り： 学校、住宅、通学路/校区、現在地(GPSやビーコン) など
防災に関する複数の情報を重ね合わせ、集約することで、迅速・的確な防災活動支援の実現につながります。
GISの全体像
現実世界の様々な情報をデータとして収集し、GIS上でシミュレーションし、その結果を現場の人や機械にフィードバックすることで、問題解決や効率化に繋げることができます。
GISエンジンとは
GISエンジンとは、自治体や民間の業務システムを構築するための、地図のソフトウェア部品（SDK）です。顧客の管理、設備や施設の管理をする業務で、かかせないのは地図機能です。
地図機能の開発には専門知識が必要であったり、地図データの扱いは手間のかかるものです。
これらの機能、データ管理をGISエンジンがまかなうことで業務システム開発を強力にサポートします。
マップクエストはGISエンジンを100%自社開発しています。
マップクエストGISの特徴
自社エンジン
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開発コストを低減する高度な設計と互換性
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自社開発だからできるエンジン自体の拡張
研究開発
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さまざまな分野の課題にGIS＋αで取り組む
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鳥獣対策,ドローン活用,次世代プローブデータ…
コンサルティング
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研究開発にも参画しているコンサルタントが対応
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自社エンジンを最大限に活かす解決策の立案
開発力
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自社エンジンを最大限に活かす解決策の立案
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さまざまな研究開発で育んだ発想や対応力
サポート力
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エンジン開発経験者が直接対応
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タイやベトナムとの連携による着手の速さ